一体何なの… 早く帰りたい… このまま帰ってしまおうと思ったけどそれはそれで問題になる。 仕方なく待つこと約10分。 この際遅いだとか思わず何をしていたのか気になった。 遠方から走ってくる伊勢君の姿が見えた。ショッピングモール内にあるお店の可愛い紙袋を持って私の元へ帰ってきた。 そして肩で息をする伊勢君は目の前に立つと、とんでもないことを言ってきた。 「―――結婚してくれ」