主婦ミラ子は考える ガンバルンバ編

「お届け物でーす。」






宅配便の忙しく発車する
エンジンの音を聞きながら
ミラ子は早速
今、届いたばかりの
小さな段ボール箱を
開けていた。


そしてーーー


中身を慎重に取り出すと
恐る恐るスイッチを入れてみた。













「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン!
元気、勇気、空気は吸えませぇーん。
今日もご機嫌、ガンバルンバくんでっす!」


ミラ子はそっと
電源をOFFにしようとした。