主婦ミラ子は考える ガンバルンバ編

ミラ子はリビングのソファに
座りながら
ガンバルンバが
歌いながら掃除するさまを
じっと見ていた。


そして
ミラ子は気づいた。


家事を楽しもう
家族のために
何かが出来ることに
感謝しよう!


近頃のミラ子は
「どーして、私ばかりが
やらなきゃならないんだ。」
「私ばかりが忙しく働いている」
「私だって休みが欲しいぃ~」
と口を開ければ不満ばかりが
溢れ出ていた。


けれど
楽しげに歌いながら
掃除をするガンバルンバの姿に
ハッと気づいたのだった。


ミラ子は立ち上がると
電話を掛けた。








「あっ、すいませーん。
やっぱり私、自分で掃除機かけたいので
これ、返品させてくださーい。」










「お、お、奥さーん!
僕、失業ですやーん!」


こうして
おしゃべり掃除ロボット
ガンバルンバは
ミラ子家から去っていった。


おしまいっ








「って、終われるかーい!
新しい仕事先探さなっ。
えっ、新しい仕事先もうあるんですか?
どこですか?
一人暮らしのおばあちゃん?
よっしゃー!
おばあちゃん、待ってろよー!」


今日もどこかでガンバルンバと
主婦ミラ子が楽しげに歌いながら
掃除していることでしょう。




本当におしまい。