「あのオトコと別れたんだ!?なんで?」


ダチの久美(ひさみ)が、昼メシを食いながら聞いてきた。


久美とは同じバスケ部ってだけで、特別
仲良くはなかったけど…

高2の今、同じクラスになってからは、急に仲良くツルむようになってた。



「最近ケンカばっかでさ…
なんか、面倒くさくなったしー」


最初はあんなに好きだったのに…

人の気持ちって慣れるし、変わるし…
続かないもんだよな。


永遠の愛とか…
ちょっと考えらんない。



「まーいんじゃねッ?咲陽モテるし」

「それ、久美じゃん」


久美のほーが、経験が多い。

カナリ遊び人って事もあって、いつも違うオトコを連れてる。


ま、アタシはとーぶんオトコはいーや。