♪♪〜♪♪〜

智和からの着信だった。


「あー、俺…まだ仕事中か?」

「いや…

今日は半日で上がったんだ」


「…

そか…」

言葉に詰まるような智和。


メンタルが仕事に影響してるオレは初めてで、驚いたんだと思う。



「さっき、あのコと会ったよ…

一応、誤解は解いといた…」


「…え!?」


「なんだよ?
余計なお世話だったか?

俺が誤解解くっつったろ?」


智和はきっと、龍 の言ってたマンションで、ずっと咲陽を待ってたんだろう…

すげぇ感謝だけど…


「…

いや、ただ…
なに話したって、
傷つけた事は変わんねぇから…」

言い訳にしかならない…



智和は大きくため息を吐いた…

「お前らしくねーな…
それでも、話して救われる事だってあんだろ?
お前も、あのコも…」



救われる、か…