「ナオが謝んなよ…


…気付かなくてごめん。
ヤな思いさせて…ごめん」


ナオと付き合ってから、涙腺弱いな…




ナオはアタシに唇を重ねた。

そのキスは、すごく優しくて…甘い。



ゆっくり唇を離すと…

「…けどオレ、嬉しかった。

咲陽が、ずっとそれ着けてくれてたから」


アタシの首元には、ナオからもらった
ティファニーのオリーブハートのペンダント。


「…当たり前じゃん」

すげー嬉しかったし…

四六時中、ナオに守られてる感じするし…


なんて、口がさけても言えないけど。







「好きだ咲陽…


…すげー好き」

愛しそうに見つめるナオ。




心の刺青がイタイ…




「…ん、

アタシも…」



そしてまた甘く…甘く…

唇を重ねてく…。