数日後。


「夕月、今月No.1だ!
この調子で頑張れよ!」


え…そうなんだ?

「あぁ…はい」


「なんだぁ?
どーでも良さそうだな…
まぁ、しっかりたのむぞ!」



確かに…
店長の言うように、どーでもいい。

けど…

初めてのNo.1。

負けず嫌いのアタシの血が騒ぐ。



ずっと…

過去に負けないように、必死だったから…

他の事なんて意識してなかった。



「夕月さん、すごい!」

なんか、モモのほーが喜んでる。


そんな様子を、元No.1グループが睨んでる。


ダッサ。

どーでもいーけど。



「夕月ちゃん、本指名入ったよ!」


いいタイミング。


アタシは挑発するように睨み返して、
待機室を後にした。