ナオを大事にしたい…。


アタシは、すぐに仕事を辞める事にした。


急に辞めるから、罰金はデカいけど…
少しでも早く辞めようと思った。




「あのさ…

店辞めるからさ、今住んでるトコ出なきゃなんだけど…

しばらく、ココに居ていーかな…?」



ナオは、目を見開いて一瞬固まった…


「え…、なんかあったのか!?」


「別に…

つか、嬉しくないのかよ?」

言い終わると同時に…


ナオがアタシを抱きしめた。


「ヤバイ!オレ、どーしよう!嬉しい!!」

興奮気味のナオの腕に、力がこもる…


「ナオ、痛いって…」

アタシの声も届かず…


後頭部に手を回して、激しくキスするナオ。


そして唇を離すと、
たまんなそうに見つめて…


「ゴメン、すげぇ嬉しい…」

そう言ってまた、唇を重ねた。