「信じられないのは分かるよ? でも…本当なの。」 「……本当なんだな。」 「うん…。」 「そうか。」 俺はその後の記憶がイマイチない。 授業をサボった事は覚えてるけどな。 その日から雇うまで俺と健斗は… メールも 電話も コミュニケーションをとる事をしなかった。 それで今に至る訳だ。 俺が雇わなかったら… 永遠の別れとなっていた。 そう思えば、今の方がまだマシだ。