「失礼します。コーヒーお持ちしました」 「ありがとう。亜紀、今日の夜、亜紀のお母さんの所に行こう」 「どうした?亜紀?」 うっかり仕事中だからと気を抜いていたので、 まさかここで、名前で呼ばれるとは思っていなかったのだ。 「え、いや、びっくりしちゃって... まさか仕事中に名前で呼ばれると思っていなかったから」 瑠季は可笑しそうに笑っている。