冷酷な彼は孤独な獣医

「はぁ?」


「待て!」


龍の表情は厳しく、

あたしはその場に立ち止まった。



そして龍はおばあさんに言う。



「ちょっと中に入って下さい」



えっ?


あっ、足の事を話すのかなぁ?




するとおばあさんは、少し戸惑った様子で中に入ると、

手に持っていたお菓子の様なものを龍に渡す。



「あの……この子のお礼に………」



龍は何も言わずそれを片手で受け取ると、

診察室へおばあさんを通す。



「どうぞ」




なにコイツ!態度わるっ!


医者だからって偉そうにすんなっつーの!