冷酷な彼は孤独な獣医

家に入り、電気の下で財布を見ると、

それは薄いピンク色の凄くかわいい財布で。


「龍?」


「ん?」


「これって……?」


「誕生日プレゼントだ」


「えっ!龍があたしに買ってくれたの?」


「アホな質問するな」


「……あぁ」


「お前のあの貧乏くさい財布じゃあ、

入れられてる金が可愛そうだからなっ。


それに……お前はピンクがよく似合う」


龍はテレビをつける。


「えっ……」


龍の言葉が嬉しくて、

龍が誕生日プレゼントをくれた事が嬉しくて、

それなのにあたしは、まだ実感がわかなくて……