「今日は、瑞樹の所に出前頼んだから」


龍はだるそうにソファーに座る。


「ごめんね龍。今日はただでさえ2つも手術が入っていたのに、

あたしがミスなんてするから……

龍の事疲れさせちゃった……

ちゃんと何度も確認したつもりだったんだけど……

本当、ごめん」


龍はあたしの話が聞こえていなかったかの様に


「風呂に入ってこい」


そう言うとテレビをつける。



あたしは少し悲しい気持ちになった。



バカとか無能とか、なんでもいいから文句を言って欲しかった。