「帰れって言ったろ」 「すみません。電車が遅れたんです」 「台風が近いんだから、遅れるのは当たり前だろ」 ひどい! 私は学生なんだから、台風に予定なんか合わせてられない。 だけど、この男… 店長のすごみに気圧されて何も言えない。 「次から気をつけます」 「自分の誕生日だからって、仕事ナメてじゃねぇぞ」 「え!夏海ちゃん、誕生日なの?」 トイレ掃除を再開していた優美ちゃんが、飛び出してくる。 しかし、男にガンをつけられ、 恐れおののいて再びトイレに引っ込んだ。