なんで… 今日は水曜日… 「佐々木さんだ」 みんなが振り返った。 「行って下さい」 「なっちゃん…?」 「早く行って!」 「戻っちゃ駄目!」 私は一番近くにいた男性に、言った。 「店内に、もう1人います」 「実は…気がついてた…」 男性は、恥入ったように言った。 「でも酔っ払ってたから…」 私はうなずいた。