そのとき…。 買い物をしていたらしい、女性に話しかけられた。 「双子ちゃんですか?可愛いですね」 「あ、ありがとうございます」 そう言ってもらえると、やっぱり嬉しい。 そう思っていると、女性はさらに続けた。 「お姉さまも美人だし、将来が楽しみねぇ」 「え?お姉さまって…」 まさか…私のこと……。 「え?あなた……もしかして、お母さまなのかしら?」 やっぱり…。 私、母親に見えてなかったんだ…。