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「おー、いたいた」
明くる日の体育の授業の終わり際、体育係のためボールの入っているキャスター付きの籠を片づけていた私のもとに来た雛沢。
薄暗い倉庫の中、幸い周りに第三者はいない。言うなら今だ。
「片付けとかマジだっるいよなぁ」
「じゃあなんで付いてきたの」
「一人じゃ大変そうだから手伝いにきてやったんだよ。お前ドジだしマヌケだし、何もないとこでコケそうじゃん。そんな女を労ってあげる俺ってば優しすぎじゃね?」
「自分で言うとか」
「それにお前の前ならキャラ作らなくて済むしな。はぁ~、今日もクッソ疲れた。おい、あとで肩もみしろよ」
雛沢は溜め息を吐きながらセリフを続ける。
しかし要求に返答しない私が気に食わなかったのか「おい、聞いてんのか」とやたら喧嘩腰になって低い声をぶつけてきた。
しかし私はそれも無視する。
効果は期待できないけど、言うだけ言ってみよう。
船木が何を思って雛沢の過去話をしてくれたのか定かではない。
でももしかしたら雛沢のことを更生してほしいって願望を込めていたのかもしれない。だから言ってみる価値はあると思う。
やらないで後悔するよりやって後悔した方が幾分マシな気がするし、ここは勇気を出して私の考えも述べてみよう。
「おー、いたいた」
明くる日の体育の授業の終わり際、体育係のためボールの入っているキャスター付きの籠を片づけていた私のもとに来た雛沢。
薄暗い倉庫の中、幸い周りに第三者はいない。言うなら今だ。
「片付けとかマジだっるいよなぁ」
「じゃあなんで付いてきたの」
「一人じゃ大変そうだから手伝いにきてやったんだよ。お前ドジだしマヌケだし、何もないとこでコケそうじゃん。そんな女を労ってあげる俺ってば優しすぎじゃね?」
「自分で言うとか」
「それにお前の前ならキャラ作らなくて済むしな。はぁ~、今日もクッソ疲れた。おい、あとで肩もみしろよ」
雛沢は溜め息を吐きながらセリフを続ける。
しかし要求に返答しない私が気に食わなかったのか「おい、聞いてんのか」とやたら喧嘩腰になって低い声をぶつけてきた。
しかし私はそれも無視する。
効果は期待できないけど、言うだけ言ってみよう。
船木が何を思って雛沢の過去話をしてくれたのか定かではない。
でももしかしたら雛沢のことを更生してほしいって願望を込めていたのかもしれない。だから言ってみる価値はあると思う。
やらないで後悔するよりやって後悔した方が幾分マシな気がするし、ここは勇気を出して私の考えも述べてみよう。



