『私、本当にあと少しで
武瑠のお嫁さんになるんだね。』



『ああ。』



『11月17日は絶対忘れるなよ?』



『アハハ!分かってるって//』



美希がクスッと笑って
最後の一口を飲み込んだ。



周囲にはカップルや家族連れなど
楽しそうに笑う人々の声で溢れていた。



11月17日。



付き合って3年の記念日に
俺たちは入籍する。



既に両家の顔合わせも済ませ
式場の準備も整った。



だから、



あとはその時を待つばかりだ。



〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜



その時、



ふと手元に置いていた
俺のケータイが鳴った。



その相手は意外な人物だった。