『うん。大切にしてもらってるよ!! お兄ちゃんにも弟にも。 そして、新しいお父さんにもね!!』 私は、卓とお兄ちゃんの間に入り2人の腕に手をとおした。 『良かったよ。 沙奈が幸せで。 お母さんが幸せで。 私のせいで、お母さんを悲しませ、沙奈の人生さえも変えさせてしまった事を、ずっと懺悔してきたんだよ。 もう絶対に、誰とも結婚しないとも誓った。それに、失ってから気付いたんだよ……好きな人は、お母さんただ1人だけだった……と。』 目を細めて過去を思い出しながら話してくれた父。