もう8カ月前のことだ。
高校に入ってからもう8カ月が過ぎたのかと、時の流れの速さに驚く。
駅に向かって歩き、途中で本を落とした私と、その様子を近くで見ていた三品君、そして私の話をしているリカコと三品君、私が読んでいたのと同じ本を買って読んでいる三品君の姿をイメージしてみる。
自分の知らないところで自分の知らない人が自分のことを聞いたり見ていたり、さらには自分が読んだ本まで知られていたなんて、ちょっとスリラーだ。
三品君はテーブルに頬杖をついて、相変わらず浮かない顔をしていた。
そうだ、本当はリカコの病の話をしていたんだっけ。
「それで彼女はどこが悪いの?」
「心の病気。サツマイモとナッツしか食べないんだって」
サツマイモとナッツ? そんな変わった心の病気があるなんて。
ついおもむろに怪訝な顔を向けてしまった。
「太ることが怖いんだ」
「それでなんでサツマイモとナッツなの? サツマイモとナッツで痩せるの?」
確かにどちらも体にいい食物だけど、食べて痩せると聞いたことはない。もし痩せるなら、世の中のイモ好き少女はどれだけ救われ、喜び勇んでイモを食べ続けることだろう。
高校に入ってからもう8カ月が過ぎたのかと、時の流れの速さに驚く。
駅に向かって歩き、途中で本を落とした私と、その様子を近くで見ていた三品君、そして私の話をしているリカコと三品君、私が読んでいたのと同じ本を買って読んでいる三品君の姿をイメージしてみる。
自分の知らないところで自分の知らない人が自分のことを聞いたり見ていたり、さらには自分が読んだ本まで知られていたなんて、ちょっとスリラーだ。
三品君はテーブルに頬杖をついて、相変わらず浮かない顔をしていた。
そうだ、本当はリカコの病の話をしていたんだっけ。
「それで彼女はどこが悪いの?」
「心の病気。サツマイモとナッツしか食べないんだって」
サツマイモとナッツ? そんな変わった心の病気があるなんて。
ついおもむろに怪訝な顔を向けてしまった。
「太ることが怖いんだ」
「それでなんでサツマイモとナッツなの? サツマイモとナッツで痩せるの?」
確かにどちらも体にいい食物だけど、食べて痩せると聞いたことはない。もし痩せるなら、世の中のイモ好き少女はどれだけ救われ、喜び勇んでイモを食べ続けることだろう。


