「寝ます。起こさないでください」 それだけ言って、すぐそばにあるベットに潜り込む。 …袴田君のにおいがするー そんなことを思いながら枕に顔を埋める。 「おいおいー。それは反則だ」 「…」 無言で返しました。 だって、何が反則なのかよくわからないし。 それに、袴田君のにおいってなんだかいいにおいだし、落ち着くんだからしょうがないです。 袴田君はそれからも何か言っていたけど、それをまったく聞き入れずに眠りに落ちた。