やさしい悪魔






頭がハテナになった。

ソウタでいいよって、ソウタでいいってこと?

いきなり呼び捨て?!
無理。

絶対無理です。



「ソウタくん……でもいいですか?」

「うん。いいよ。ていうか、タメ語でいいし」



た、タメ語?

いちいちクラクラさせるのがうまい。


絶妙。

ていうかおもむろに突っ込みたくなるほど、オープンすぎる。


「苦手なんだよね、先輩扱いされんの」


そう言って笑った。


こんな間違い電話みたいな感じで、くん呼びと、タメ語でいいなどと話が進んでいくなんて。


もしかしてあたしが思ってるよりも、すんごく気さくな人ーー?