立たされても刀は向けられたまま。

偽物でも尖ってるからね?力入れたら
突き刺さるよ?

   「貴様…何者だっっっっ!!」

私はゼファーを起こし、バイクの前に立った。 そしてヘッドライトに照らされた自分の砂まみれの白い特効服を見て「はぁ~。」ため息をついて パンッパンッと払った……

「湘南連合湘南支部副総長…姫 こと、碧野優 輝菜。 おまえ等は?」


   「……………………………………。」


   無視か? シカトか? くそっ。


     「異人ですか?」


       優「偉人?」

    「……………………………。」

 「俺達と同じ国じゃないのかってことだ」

優「まじ?それは失礼致しました。 ようこそ日本へ…」そう言って特効服の裾を摘んでプリンセスさながらのご挨拶をした。

優「新選組のコスプレとは。日本は素敵な国で すよ?武士になりたいんですか?」


  「………………………………………。」