「ー--ってこと。わかった?」


彼が話すにはこうだ。

その有名子役恋愛君が母親からの虐待による暴力で意識不明の重体らしい。

それを助けるには誰かが正当な道に導き出さなければその意識は覚めることは一生ないとのこと。

だから、それ助けるために自分を自分で殴って恋愛君と同じ状態になったらしいが、半年経った今でも、見つからないとのこと。

「だから、お前。恋愛を探す代わりに生き返ってくんねぇ?」

だるそうにつぶやかれちゃ人間いらっと来るよ。


「なに、それが条件?あたしがどんなかくこでしんだか知らないくせに。」
あたしは睨んだ。あいつをみて。



あいつもみんなとおんなじ、そういう気がする。

でもわかること一つ。






あいつは本気で







人思いのいいやつってことだけわかった。