告白 1&2‐synchronize love‐


「…もしもし?」

『美緒~っ!! またフラれたあぁぁ~っ』


朝から鼻声の叫び。

あたしはケータイから耳を離してため息。


「またですか…」


結城さんのことがあって、一時期ガードを固くしてたヒカルだけど。

最近はまた『流され病』が再発してる。

コリないってゆーか、学習能力がないってゆーか。


『またってぇぇ! ひどいよ美緒~!』

「はいはいゴメンゴメン。今度カラオケ付き合うから」

『今日がいいよ~!』

「今日はダメ」


ついきっぱり断ると、電話の向こうでヒカルがさらに激しく泣く。

あたしが男だったら、絶対ヒカルを泣かせたりしないんだけど。

残念ながらあたしは女で、三上くんていう出来すぎな彼氏がいる。

そこにタイミングよく三上くんが教室に入ってきて、目が合った。

あたしだけに向けられる控えめな笑顔。


「三上くん来たから切るよ」

『うわ~ん! 美緒のバカぁ~!』


ヒカルの叫びを聞きながら、あたしは電話を切って三上くんのところに駆け寄った。