高校二年生になったけど、これといってあたしは変わってない。
まじめに学校行って、まじめにバイトして。
でも周りはちょっとだけ変わったかな。
「ユウナ先輩!」
学校の門をくぐる先輩を見つけて声をかける。
先輩は朝から綺麗で、笑顔はまぶしいくらい輝いていた。
「おはよ、美緒」
「おはよーございます。…あれ、先輩そのブレスってもしかして?」
先輩の細い手首に似合う、華奢なブレスレットを見つける。
「…えへ。もらっちゃった」
はにかんで答える先輩はとっても幸せそう。
ユウナ先輩はいま、コータ先輩と付き合ってる。
コータ先輩の卒業式の日、彼の方から告白されたんだって。
それを聞いて、あたしは本当にうれしかった。
「あたしで良ければ、いつでもノロケ話聞きますよ」
からかうと、すぐ顔を真っ赤にする先輩。
きっとコータ先輩にもこうやっていじられてるんだろうな。


