告白 1&2‐synchronize love‐


そのストーカーをしてた男は、ナイフも持ってて。

恭兄ちゃんは胸のあたりを切り付けられたんだって。

聞いただけで鳥肌が立った。


「大丈夫だったの?」

「何針か縫ったけどねぇ。ナイフ見ても、キョンキョンは全然ひるまなかったよ。それよりストーカーが憎くてしょうがなかったみたい」

美緒ちゃんの為なら、命をかけちゃえる男だったんだよ。

矢沢エイジは冗談じゃなく真面目に言った。

胸を切りつけられても、恭兄ちゃんはストーカーに向かっていって、素手でボコボコに殴ったんだって。


「俺が止めても、なかなかアイツは相手を放さなくって。…あれが恋じゃなくて、なんなのさ」

「………もういい」


あたしはもう一度強く、矢沢エイジの手を握り締めた。


「もういいよ……」


恭兄ちゃん。

アナタがいま、どこからかあたしたちを見ているんだとしたら。

どんな顔で見てるのかな。

バカな奴らだって、笑ってるかな。

ううん、きっと…







きっと眉間にシワ寄せて、呆れてるね。