告白 1&2‐synchronize love‐


そう言ったら、横で矢沢エイジが緩く首を振った。

それは違うって。

とても悲しそうな顔で。


「俺は勘違いなんて思えないよ」

「なんでそこまで…」

「全部、見てたからさ。美緒ちゃんが知らないことを、知ってるから」
そんなのわかってるよ。


あたしよりアンタの方が恭兄ちゃんと一緒にいて、恭兄ちゃんのことをいっぱい知ってる。

だけど、


「美緒ちゃん前に、ストーカーされてたでしょ」

「………え」


驚いて、あたしは矢沢エイジを見上げた。

タレ目と一瞬だけ目が合ったけど、すぐにそらされる。

どうして、知ってるの?

中学の時、知らない若い男につけ回されたことがあった。

声をかけられたり、腕をつかまれたこともあった。

携帯電話にも毎日電話やメールがあって、ノイローゼ気味になった思い出したくない出来事。

だからこの男のことも最初警戒したんだ。

ストーカーは突然現れなくなったけど。



それも、恭兄ちゃんは知ってた?