告白 1&2‐synchronize love‐


でも、実際はちょっと違ってた。

あたしが腹違いの兄、『深田恭一』の存在を思い出してもしばらく、この男はあたしの傍にいた。

あたしの傍で、兄貴の役を続けてた。

どうして?

そんなあたしの心の声が聞こえたみたいに、矢沢エイジはあたしから目をそらして、ゆっくりと口を開いた。


「美緒ちゃんが兄貴の存在を思い出したら、そこで終わりになるはずだった。キョンキョンともそう約束してたし、ハルカとミッキーにもそう話してたんだ。なのに……俺は、約束を破った」













キミを、好きになってしまったから。
















やめて。

やめてよ。

捨てたはずの恋が、

ゴミ箱の中へ落ちて行った恋がいま、この部屋の机の上に戻ってきていたように。

あたしの中にも捨てたはずの気持ちが戻ってきてしまう。


「美緒ちゃんを好きになって、美緒ちゃんを抱きしめて、美緒ちゃんに……キスまでした」


その時の映像が、動揺が、切なさが、甘い気持ちがよみがえる。








恋が、戻ってくる。