告白 1&2‐synchronize love‐


どうしてその時、そばにあたしはいてあげられなかったんだろうって。

どうして恭兄ちゃんが苦しんでいる時、何も知らずに笑って過ごしてたんだろうって。


「手術して治るんだろうって俺たちは考えてたけど、そんな簡単じゃなかった。神経とか血管とか大事な部分を巻きこんでるから、全部は切除できなくて。ある程度切除したら、あとは放射線と薬の治療になったんだけど、それがすごくつらそうだったよ。見て、られなかった」


それから矢沢エイジは、空いてる右手で目元を覆った。

肩が、手が、震え出す。




「手術の後、おばさんに言われたんだ。余命はあと、一年もないんだって」




自分が死刑宣告されたみたいな気持ちになったって言って、矢沢エイジがまた泣き出すから。

あたしも横で、一緒に泣いた。

繋いだ手から、横の男の気持ちが流れ込んでくるんだ。


「キョンキョンは、それを知ってた。なのにすごいんだよ。自棄になったり、泣いたり喚いたりしないんだ。いつも通りしかめっ面で、クールぶって」


でもそんな姿はとても、痛々しかった。

だから自分が泣いて喚くなんて、とてもじゃないけどできなかったって、矢沢エイジは泣きながら言う。