告白 1&2‐synchronize love‐


あたしの手を握る力が、突然強まる。


「そう、上手くいってたんだ。……キョンキョンが、倒れるまでは」


痛いよ。

手が、痛い。

でも、それ以上にその大きな手から伝わってくる、心の痛みがつらかった。


「時々ね、頭が痛いって言ってたんだ。でも本人はただの偏頭痛だって思ってて。けど……スタジオで練習してる最中に、頭抱えて倒れ込んで、吐いたんだ。すごく苦しそうで、俺とハルカはびっくりしちゃって動けなくて。ミッキーが冷静に動いてくれなかったら……」

あたしは強く、手を握り返した。

どっちにしろ死んでしまったんでしょ、なんて無神経極まりないこと、言えるわけない。

何も、言えやしない。


「グリオーマっていう、悪性の腫瘍だって診断を聞いても、俺よくわかんなくて。進行が早いからすぐ手術が決まっても、なんかまだ他人事って感じでさ。キョンキョンが病気なんて、とても信じらんなくてね」







けど、本人はそれ以上に現実感がなかったのかもしれない。

その矢沢エイジの言葉に、あたしはやっぱりひたすら後悔するばかりだった。