告白 1&2‐synchronize love‐


この薄いピンク地に淡い黄色で細かい星と鳥の模様が入ったハンカチは、あたしが持っていたものと一緒だった。

かなり前に、よく使ってて。

いまはもう持ってないんだけど…


「だって、コレは……」


中学の頃、気に入っていたショップが限定で配ってたハンカチ。

女性用のセレクトショップだったのに、どうしてこのハンカチが恭兄ちゃんのギターケースに?

混乱しそうになったけど、そうなる前に答えは見つかった。


「あたしが、あげた………?」


そうじゃなきゃ、あたしが持ってた数十枚限定のハンカチと同じものを、異母兄が持ってるなんて考えられない。

あたしがこのハンカチを手放した理由を思い出して、愕然とした。


「まさか……あの時の…っ」


あたしを助けてくれた、学生っぽい男の人。

顔が、思い出せない。

あの人が、恭兄ちゃんだった?

嘘だ。

心と一緒に、体が震え出した。





中学に上がったばかりの、春。

あの日あたしはピアノ教室に行くのに、学校帰り制服のまま電車に乗っていた。

いつも乗っていた電車。

その日はちょっと違ってたんだ。