告白 1&2‐synchronize love‐


不意に、強く抱きしめられた。

もちろん、恭子さんに。

お線香の匂いと、恭子さんの白いシャツから香る洗剤の匂い。

温かくて、柔らかい体。

あたしは力がどんどん全身から抜けていくようで、されるがまま彼女に身を預けた。


「ごめんなさい。何も、知らなかったのね…」


恭子さんの声も震えてた。

彼女の細い肩越しに見える仏壇。

こんな風な再会が待ってるなんて、予想もしてなかった。

涙が、出ない。

悲しみも感じていない自分がよくわからないよ。

けど、平静でいられてるわけじゃない。

これは、悔しさ?

許せないと思った。


「ごめんね…ごめん。あたし、なんて抜けてるのかな………」


謝られても、何も返せない。


「ごめんね、美緒さん……。ごめん、恭一………」


ひたすら謝り続ける恭子さんの腕の中で、あたしはじっと仏壇を睨みつけていた。











幽霊でもなんでもいい。

本人の顔を、思い切り引っ叩いてやりたかった。