告白 1&2‐synchronize love‐


恭子さんは一瞬不思議そうな顔をした。

その彼女の表情に、あたしも引っかかりを感じる。

何か、ズレてるんじゃないだろうか。

あたしと恭子さんの間で何かが。

よくわからないけど漠然とそう感じた。

けど恭子さんは「まあいっか」ってすぐに笑顔になって部屋の扉に手をかけた。


「何にせよ、美緒さんが家に来てくれるなんて、こんなに嬉しい日はなかなかないもの。本当はもうちょっと早かったら最高だったんだけどね」

「え?」

「そんな贅沢言っちゃダメよねえ。来てもらえただけで感謝しなくちゃ」


言いながら、恭子さんがドアを開ける。

瞬間、中からふわっと嗅いだことのある香りがした。

嗅ぐと途端に、波立った心も静かに凪ぐような。

これはお香…

いや、お線香の匂い。






あたしは、部屋に入れなかった。






「恭一。美緒さんがアンタに会いに来てくれたよ。やったねぇ」


恭子さんは部屋の右に置かれた仏壇にロウソクを立てて、マッチで火をつける。




マッチに火が起こる瞬間の音が、やけに大きく聞こえた。