告白 1&2‐synchronize love‐


お父さんのヴォーカル姿を想像したらおかしくて、あたしは恭子さんとひとしきり笑った。

笑いながら、ほっとしていた。

恭子さんが素敵な人だって感じたから。

普通息子の異母妹に、こんな風に優しく明るく接するなんてできないと思う。

よかった。

お父さんの昔の恋人が素敵な女性で。

恭兄ちゃんのお母さんが、この人で。


「あーおかしい。恭一はね、きっとあなたのお父さんに憧れてたのね。ずっと父親がいなかったから。そうそう、美緒さんあなた、白いテディベア持ってるでしょ?」

「はい。恭一さんから昔もらったものです」

「うふふ。あれね、一樹…じゃなかった。あなたのお父さんの真似をしたのよ」

「え?」


恭子さんは置いてあった古そうなテディベアを手に取って、懐かしそうな顔をする。


「このテディベア、昔あなたのお父さんがあたしにくれたものなの」


あたしはびっくりして何も言えなかった。

だって、あのお父さんが、テディベアを彼女にプレゼントするなんて。

いったいどんな顔して渡したんだか。


「恭一が渡したやつの背中に、何か入ってなかった?」

「あ……入ってました。小さなメモが」