告白 1&2‐synchronize love‐


あたしはお父さんの手を強く握り返して、また体を起こした。

本気だってわかってほしくて、真っ直ぐにお父さんの目を見つめる。


「留学したんだって」

「…留学? 恭一くんがか?」

「そう。でも留学先がわからなくて。もう日本には戻らないような話を聞いて、そんなのやだから。また会いたいって、思うから…」


お父さんは空いてる方の手を広げて、「ちょっと待ちなさい」ってあたしを止めた。

困惑が、さらに深くなったシワに表れてる。


「留学って……いつ行ったんだ? 去年の年末にはいただろう」

「え…」

「クリスマスイヴにお前が会ってたのが彼じゃないのか? ずいぶん真面目そうになっていたが」


違う。

それは三上くん。

お父さんは三上くんを深田恭一だって勘違いしてるんだ。

でも、それなら…それでいい。