告白 1&2‐synchronize love‐


ああ、そうなんだ。

やっぱりそうなんだ。

あきらめみたいな冷たい感情が、あたしの中に広がっていく。

嘘はたったひとつ。

そう矢沢エイジは言ったけど、それはつまりあたしにとって、

すべて嘘だったのと同じこと。

あたしの知ってる『深田恭一』は、すべてまやかしだったんだ。

アイツの行動も、優しさも、抱きしめてきた腕も、キスをした唇も…





好きだと囁いた声も。





はじめから、そんな男はどこにもいなかった。

矢沢エイジが演じてた『深田恭一』。

それが謎だらけのアイツだったんだ。


「………バカみたい」


あたしは矢沢エイジの手からすり抜けて、薄く笑った。

なんかもう、笑うしかなくて。

テーブル横のマガジンラックに目が止まる。

そこには出産育児関連の雑誌と、結婚式の情報誌がささってた。





「……結婚するの?」