告白 1&2‐synchronize love‐


「ムリ。言えない。男と男の約束だもん」

「こんな時までふざけないで」

「美緒ちゃん。ふざけて言ってるんじゃないよ」


矢沢エイジはヘラヘラ笑いを引っ込めて、あたしの両手をキュッと握った。

大きな、あったかい手。

振り払えなくて、あたしはごまかすみたいに、シャツを握る手に力をこめる。


「俺がしゃべっちゃったら、キョンキョンの覚悟がムダになっちゃうから」

「…覚悟ってなに? わけわかんないよ。何で留学したの? こんなことするくらいなら、何で留学前に本人が直接あたしに会いにこなかったの? 何でアンタを代わりによこしたの?」

「…その答えも、手紙に書いてあるはずだよ」

「嘘つき。書いてなかった」


あたしが強く否定すると、矢沢エイジは一瞬、泣きそうな顔をした。

けどすぐにまた、へらっと頬を緩める。

何かを隠すみたいに。