告白 1&2‐synchronize love‐


三上くんは駅前の通りを眺めながら続ける。


「坂を登りきって少し行ったあたりに、左手に見えてくるよ。白に薄く黄色が入ったような色のマンション」

「マンションて……誰の?」

「さあ……誰のだろうね」


とぼけてる感じじゃない。

でも、何か隠してる感じの言い方だった。


「酒井さんは余計なお世話だって思うかもしれないけど。俺は…キミには必要なことだと思ったんだ」

「あたしに、必要?」

「きっとね。…もしかしたら、キミは傷付くことになるかもしれないけど」


それでも、必要なんだと思う。

三上くんははっきりとそう言って、またバイクにまたがった。


「俺はここまで。酒井さん、ひとりで行けるよね」

「行けるよねって…」




目的地だけ示されて、どうしたらいいの?