告白 1&2‐synchronize love‐


教室を見回したけど、三上くんの姿が見つからない。


「アンタの彼氏ならまだだよ」


ユリはチョコと見つめ合ったまま言った。


「そっか」

「いいよねぇ。恋人同士は簡単にチョコ渡せて」


深いため息をつくユリは、やっぱり誰かに恋してるみたい。

面食いのユリが誰を好きになったのか、ちょっと興味はある。

まさか葛城先輩じゃないだろうな。

ないない、うん。

それからあたしは窓から、登校してくる生徒を見下ろしていた。

けど、なかなか三上くんは現れない。

こんなに遅くなるのは珍しい。

どうしたんだろうって心配していたら、校門をくぐる生徒がいなくなって、校内に予鈴が鳴り響いた。

またお兄さんに、何かあった…?

電話をかけようと思ったら担任が入ってきてHRがはじまってしまう。



そして眠たそうな顔の担任から、三上くんが病院に寄るため遅刻することを聞かされた。