告白 1&2‐synchronize love‐


パンツが見えそうな勢いで駆け下りてくる。

あ、見えた。


「どうしたの先輩」

「ホントにコータ先輩来るの!?」

「来るっていってましたけど」

「部活の時間っ?」

「まあ、たぶん…」


ユウナ先輩は顔を真っ青にした。

何で青くなるの?


「ど、どうしよ…」

「あれ。もしかしてチョコ忘れたの?」

「持ってきてるけど、そうじゃなくて…」


もしかして、渡そうか渡さないか迷ってるのかな。

持ってきてるなら渡すしかないと思うんだけど。


「ユウナ先輩。先輩がチョコあげなかったら、コータ先輩はがっかりすると思う」

「そ……そっかな」

「そうだよ」

「…そうだよね。お世話になってるんだから、チョコ渡したって変じゃないし」


ユウナ先輩は自分に言い聞かせるようにうなずく。

これは告白なんてまずムリだ。

あたしは精一杯、弱気な先輩を励ましてから教室に入った。