色々つっこまれるのは嫌だけど、こういう反応もなんかこわいんですけど。
「な、なに?」
「いや……彼にもあげるんだろう?」
「え?」
彼って…
三上くんの存在にやっぱり気付いてるのかなと思ったけど。
彼氏の話しじゃないってすぐにわかった。
アイツの…恭一の話しだ。
「失敗して笑われないよう、がんばれよ」
ポンポンとあたしの頭をなでて、お父さんはリビングの方に戻っていった。
恭一の留学の話なんて、お父さんが知るはずもない。
留学が本当かどうかもわからないけど、本当だとしたら、お父さんには話した方がいいのかな。
ってゆーか、お父さんに確認してもらった方が早いし確実だ。
けど、なるべくならしたくない。
トロトロと溶けていくチョコレート。
あたしはここに、何の想いを溶き混ぜているのか、自分でもわからなかった。
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