告白 1&2‐synchronize love‐


お互い負い目を感じているなら、相殺だよ。

そろそろ素直になればいいんだ。


「サンキューな美緒。お前も色々大変そうだけど、がんばれよ」


あたしの頭にポンと軽く手を置いて、コータ先輩は今日いちばんの爽やかな笑顔を見せてくれた。

なんだか得した気分。


「先輩もがんばってね」

「おう。…さっきの話だけど、美緒のチョコだったら例外で受け付けるから」

「え?」

「北見にはナイショな!」


そう冗談ぽく笑って、コータ先輩は体育館の方に走っていった。

やっぱり嘘つきだね。

絶対にユウナ先輩から以外は受け取らない気だ。

あたしはバイトに向かう途中でユウナ先輩にメールを送った。


『さっきコータ先輩に会ったら、バレンタインに部活で学校来るって言ってました。がんばってね、先輩』


がんばって。

素直になれば大丈夫。

あたしは素直になっても、もうどうしようもないけれど。