告白 1&2‐synchronize love‐


あたしたちの始まり。

それは確か、冷たい風が吹く学校の屋上で。

恭一が兄と知って、行き場をなくしたあたしの恋心を、三上くんが拾ってくれた。

他の人を好きになることで、報われない恋を忘れる。

その手伝いを、彼はしてくれると言った。

そうだ。

三上くんははじめから、あたしが恭一を好きだということを知ってたんだ。

じゃあ…あたしが三上くんを好きになっていたことは?

恭一への想いが消えたわけじゃないことは、自分でもよくわかった。

でもあたしは…


「わかってるよ」


三上くんはあたしを抱く腕を解いて、視線を合わせてきた。

眼鏡をかけていない彼の瞳は、やっぱり綺麗で静か。


「酒井さんはちゃんと、俺のことを好きになってくれたね」


囁きとともに向けられた微笑みに、あたしはまた大粒の涙をこぼしたんだ。