告白 1&2‐synchronize love‐





「兄さんがICUから出られたよ」


昼休み、食事のあとに図書室に三上くんと来た。

自主的に登校した3年生がちらほらいる中、小声で彼がそう言った。


「本当? じゃあもう大丈夫なんだね。よかった…」

「うん。まだしゃべれないけど、意識ははっきりしてるよ」

「そっか。面会はできる?」


三上くんは苦笑いする。


「できないことはないけど……見舞いはね。気持ちは嬉しいよ、ありがとう」

「何かまずいの?」

「まずいっていうか、調子に乗るだろうから俺が嫌なんだ」


三上くんの言っている意味がわからなくて、あたしは首を傾げる。

調子に乗るって、お兄さんが?


「いいんだよ。わからなくて」


今度は優しく笑って、彼は開いていた問題集に目を落とした。

すっかり以前の三上くんに戻っている。

落ち着いていて、穏やかで、ちょっとのことでは動じない、大人な三上くん。

でも少し、あなたは優等生すぎるよ。