告白 1&2‐synchronize love‐


あたしを『美緒ちゃん』なんて呼ぶ人間は多くない。

親戚とか近所の人、それから…



深田恭一。



あとミッキーさんもだったか。

でも手紙なんてよこすのは、恭一くらいしか考えられない。


「酒井さん? 大丈夫?」

「え…?」


三上くんに肩をそっと掴まれて、顔を上げる。

あたしが固まっている間に、お母さんは下に降りていったらしい。

いつの間にかまた、部屋にふたりきりになっていた。


「手紙、お兄さんから?」

「たぶん。……開けてみないとわかんないけど」

「そう。じゃあ俺は帰るよ」

「え? 何で…?」

「ひとりで読みたいだろ?」


そう言って立ち上がりかけた彼の手をつかみ、あたしは首を横に振った。