「じゃあ今日は用意できなかったんですが、次は京菓子を持ってきます」
「あらー。和菓子大好きよー。もしかして前に八ツ橋をくれたのは三上くん? あれ美味しかったわ~」
「母方の実家が京都なので。よく送られてくるんです」
三上くんて熟女キラー?
お母さんが若返ったみたいに明るく笑っている。
顔赤くしちゃって、娘の彼氏だぞ。
「もういいでしょお母さん、出てって。ご飯したくも途中なんでしょ」
急かすようにお母さんを立たせると、不満そうな顔をされた。
それでもご飯のしたくは、主婦にとって最重要事項らしい。
お母さんは名残惜しそうに部屋を出ていこうとした。
「あ。忘れてた」
お母さんが立ち止まってエプロンのポケットに手を入れる。
「美緒にきてたわよ、手紙」
そう言って、少し荒れた手が差し出してきたのは。
差出人の名前がない、シンプルな白い封筒。
ただ宛名が、
『美緒ちゃんへ』
ってなっていた。
「あらー。和菓子大好きよー。もしかして前に八ツ橋をくれたのは三上くん? あれ美味しかったわ~」
「母方の実家が京都なので。よく送られてくるんです」
三上くんて熟女キラー?
お母さんが若返ったみたいに明るく笑っている。
顔赤くしちゃって、娘の彼氏だぞ。
「もういいでしょお母さん、出てって。ご飯したくも途中なんでしょ」
急かすようにお母さんを立たせると、不満そうな顔をされた。
それでもご飯のしたくは、主婦にとって最重要事項らしい。
お母さんは名残惜しそうに部屋を出ていこうとした。
「あ。忘れてた」
お母さんが立ち止まってエプロンのポケットに手を入れる。
「美緒にきてたわよ、手紙」
そう言って、少し荒れた手が差し出してきたのは。
差出人の名前がない、シンプルな白い封筒。
ただ宛名が、
『美緒ちゃんへ』
ってなっていた。


