告白 1&2‐synchronize love‐


トレーにティーカップをふたつのせて、ウキウキした顔のお母さんが三上くんを見る。


「たいしたものはないんですけど、よろしかったらどーぞ」


紅茶と一緒にクッキーをテーブルに置く。

これ、この前お父さんが仕事の関係でもらってきた高いやつだ。

見栄はっちゃって。


「はやいよお母さん。取りに行こうと思ってたのに」

「いいじゃないのー。お母さんにもちゃんと挨拶させてよ」


お母さんはあたしの耳元で「お父さんに似てるわね」って、意地悪っぽく言った。

げんなりする。

彼はいま眼鏡かけてないもん、気付くよね。

三上くんは優等生らしく正座をして、お母さんに頭を下げる。


「急だったのに、ありがとうございます」

「いいのよー。次はゆっくりしてってね。おばさん料理がんばっちゃうから」


何が「がんばっちゃうから」さ。

もういい、好きにさせよう。