告白 1&2‐synchronize love‐


そういえば、三年生はもうバスケ部を引退しているはずなのに、彼はバスケ部の専用ジャージを着ている。


「いや、部活あるんですよね? じゃあそっち行った方が…」

「でも俺引退してるしさ。今日はヒマだから手伝いでもしようかと思っただけだし」


言いながら、コータ先輩がジリジリと距離を詰めてくる。

その分あたしはジリジリと後退りする。


「でもホラ、後輩さんたちが待ってるんじゃ…」

「葛城もいるから大丈夫。新しいメンバーでの活動は始まってるワケだし、俺がいまさら顔出して先輩ヅラするのもなあ」

「いや~…きっと喜ぶんじゃないですかね」


葛城って誰?

なんか聞いたことがあるようなないような。

考えていたらいつの間にか、廊下の壁に追い詰められていた。

ええと、何でこんなことになってるんだっけ?

ってゆーか、何で誰も通りかからないの?

ゆっくりと、覆い被さるようにコータ先輩が詰め寄ってきて、あたしの顔に影がかかる。