告白 1&2‐synchronize love‐


気づいた時には疲弊しきっていて、共倒れ。

そんな笑えない未来を想像して、背中がぞくりと震えた。

不毛な未来予想図にじゃなくて、そんな未来もありなんじゃないかって。

一瞬考えた自分にぞっとした。


「美緒ちゃん」

「えっ」


突然黙りこくっていた恭一が、うつむいたままあたしを呼んだ。

狭い部屋の空気が、ピンと張りつめたように感じた。

心臓が大きく脈打つ。

息をするのもままなくなるほどで、どうにかしてほしくて恭一の手に触れようとした時、






「俺、留学するんだ……」





抑揚のない声で、恭一が静かに呟いた。

あたしはすぐに理解できなくて、恭一に向き直りながら「は?」と聞き返した。

頬が引きつっていたかもしれない。

恭一は淡々とこう続けた。


「日本には戻らないかもしれない。…向こうで、音楽の勉強をするんだ」

「…も、戻らないって、何で?」

「その方が、いいからね」




微かに恭一は笑った。